シングルマザーが婚活を始める前に読む基本マニュアル

多くのシングルマザーは経済的にも精神的にも将来に不安を抱えています。だからといって再婚しようと思っても簡単にはいかないのが実情です。とはいえ婚活で良縁に恵まれた方がいるのもまた事実。シングルマザーが婚活を成就していくために覚えておいてほしいことをまとめました。

シングルマザーに対する婚活市場の好意的な意見

シングルマザーは婚活市場において意外と言っては失礼ですが、かなり需要はあります。シンママに理解のある婚活男子の意見をご紹介します。

• 男性から伴侶に相応しいと選ばれた実績がある。
• ダメになった原因が自分に受け入れられるものだったらそこを一緒に乗り越えようと努力する。
• 結婚経験がある人との方がうまくやっていけそう。
• 学びがあるからこそ今度はうまくいくということもあると思う。
• 一度は誰かに一生一緒にいたいと思われたことがあり、バツイチの方が恋愛スキルが高いから。
• シングルマザーになった理由に共感できるなら婚歴も子どもも気にしない。
• その人に魅力があったから結婚できたのだし、逆にアラフォーで未婚の人は訳アリかもと勘繰ってしまう。
• 前の教訓を踏まえて同じ轍を踏むことがなさそう。

 

シングルマザー婚活の進め方

シングルマザーが婚活をする上で最も重要なのは「活動する場所を間違えないこと」です。つまりシングルマザーが有利になったり、婚歴や子どもを気にしない男性が多く在籍する場で婚活するのがポイントになります。

たとえば婚活アプリの「マリッシュ」は、シンママやシンパパへの優遇を前面に押し出しており、シンママというだけで様々な特典が受けられます。またシンママやシンパパに理解のある男女が集まるため、他のマッチングアプリや婚活アプリに比べマッチング率が飛躍的に上昇します。そして女性は無料です。

他にはプロフィールに婚歴や子どもの有無を開示する婚活サイトや結婚相談所、シンママ理解者限定婚活パーティーを選ぶのが基本です。

子どものことを言い出せずに後から明るみになった場合、子どもがいたことへの驚きより、子どもの存在を隠していたことに対する不信感のほうが強くなってしまいます。最初から明らかにしておけば、それでも良いという人だけがアプローチしてくれるのです。

子どもがいても声を掛けてくれるのか？心配ありません。婚活サイトや結婚相談所には恋愛下手な男性が多く在籍しています。そういった男性にとって恋愛スキルが高く、包容力があり母性豊かなシングルマザーは魅力的に映ります。

それと愛した女性なら過去は気にならない情熱的でロマンチストな男性が多いのもまた事実。この辺はリアリストの女性にはなかなか理解できないかもしれませんね。

気をつけたいのは出会い系寄りのマッチングアプリです。ワンナイトのお相手は見つかっても結婚向きの男性を見つけるのは困難を極めます。再起をかけるシンママにとって場違いなところになりますから手を出すべきではありません。

 

業態別おすすめ婚活サービス

婚活アプリ

婚活パーティー

結婚相談所

 

婚活サービスを利用する際のポイント

シングルマザーと婚活アプリ

マッチングアプリの中でも婚活色の強い婚活アプリは、今や幅広い年齢層で頻繁に利用されている縁結びツールです。何といっても費用が抑えられるということが大きなメリットで、女性なら無料で利用できるところもたくさんあります。

スマホさえあれば空いている時間に効率的に男性を探すことができますし、審査も身分証を送るだけで即完了という手軽さが忙しいシングルマザーには助かります。

また婚活アプリでは事前にお互いの結婚への意識や子連れの可否を確認できます。シングルマザーにとっての婚活は子どもの父親探しという側面もありますから、最初から「子連れ再婚OK」以外の人とはマッチしないように設定することも可能です。また、結婚に対して真剣なユーザーが多いというのがアプリのいいところです。

ネット上での出会いは危ないという先入観を持っている方もいるかもしれませんが、それは昔流行った出会い系の話です。今のアプリは真剣に恋活・婚活している人と安全に出会えるからこそ、ここまで大きな市場となっているのです。

婚活アプリの登録には身分証を目視による本人確認が徹底されており、さらに運営側がアプリ内を常に監視、パトロールしているため、なりすましや怪しい業者といった不審者はすぐに排除される仕組みになっているので安心して利用することができます。

ただし、一定数、不純な動機で登録している男性（ヤリモク）の存在は否めませんので、会う前のメッセージのやりとりで判断しなければならない難しさがあります。ただそれはあくまで恋愛経験の乏しい女性の話であって、今まで普通に恋愛を経験してきたシングルマザーなら簡単に見破ることができるでしょう。

シングルマザーと婚活パーティー

一度にたくさんの男性と出会うことができるとはいえ、パーティー会場に行くまではどのような男性がいるのかわからない多少の不安はありますが、それがまた楽しみでもあります。会場では顔を見ながら1対1で会話を楽しむことができるので、人柄や考え方なども判断しやすいでしょう。

「子ども好きか」「子連れ婚はOKか」など、シングルマザーにとって重要な事項を早い段階で相手の反応を見ながら確認することができます。ただし、仕事や育児の合間を縫ってパーティーに参加するには負担もあるのは事実です。時間的・体力的にもそうですし、子どもがまだ小さい場合は子どもの預け先を手配する必要があります。

基本的に年代別に企画されているため、独身者対象のパーティーであればどれでも参加は可能ですが、シングルマザーは結婚歴なしの女性と比べるとどうしても不利になってしまいます。バツイチ向けの婚活パーティーを狙って参加する方が同じような境遇の男性も参加しているため、良い人に出会える可能性が高くなるでしょう。

シングルマザーと結婚相談所

婚活のプロのよるサポートを受けたいのであれば、結婚相談所もおすすめです。大前提として、結婚相談所に登録している人は結婚願望が強い人ばかりです。そして離婚歴を持つ人も多いですからシングルマザーにとっては活動しやすい場といえるでしょう。

入会は相談所に出向いて行う必要があり、手続きが少し煩雑なのは否めませんが、入会してしまえば、担当スタッフがあらかじめ出した条件に合った男性だけを厳選して提案してくれるので安心感があります。

確かに婚活アプリや婚活パーティーと比べると費用は高くつきます。ですが結婚願望が強い人たちが集まる場でプロのサポート受けながらスピード再婚を目指したほうが、結果的に時間もお金の節約につながるかもしれません。

結婚相談所を選ぶにあたっては、初期費用や実績も大事ですが、担当してくれるスタッフとの相性が最も重要です。シングルマザーに理解があり、親身になってくれそうな人かどうかをしっかりと見極めましょう。

 

シンママ子連れ婚活の厳しさと子連れならではの希望

子連れ婚活の最大の難所は相手の男性と自分の子どもとの相性です。シングルマザーにも自分の幸せを考える権利はもちろんありますが、母親としての義務を果たすことは決して忘れてはなりません。

そのため結婚相手を選ぶ際には子どもとの相性をも良く考える必要があります。相手がどんなに良い男性であっても、また自分との相性が良かったとしても、子どもとの相性が悪ければ結婚しても円満な家庭を築くことは困難です。

しかし、男性が子どもとどう接するかを知る上でシングルマザーには利点があります。それはすでに子どもがいるので、相手の子どもへの接し方や考え方を観察する機会があるということです。

時折、結婚して子どもができてから態度が変わってしまう男性がいますが、シングルマザーの場合はそのようなリスクは少ないと言えます。そのため、デートの段階から相手の男性と子どもとの相性を知るように努めましょう。

子どもの話をした時に相手の男性はどのように聞いてくれるでしょうか。子どもについていろいろと聞いてくれるようであれば、前向きに子育てに取り組みたいと思っていることが伺えるかもしれません。

一方、子どもの話をすると嫌がったり、話題を変えたりする場合には注意が必要です。たとえ子どもがすぐに懐かなかったとしても、それは自然なことです。むしろそのような状況でも、相手が子どもと良い関係を築くよう真摯に努力してくれるか、それを見極めることが大切です。

シングルマザーだからこそ、結婚前に相手のそのような深い部分を見ることができるのは大きな利点であると言えるでしょう。

 

シングルファーザーとの相性

シングルマザーが結婚相手にシングルファーザーを考えることがあるかもしれません。お互い似た境遇なので理解できる部分が多いのではないかと感じることもあるでしょう。しかし、シングルファーザーとの相性に関しては注意すべき点もあります。

まず、相手は離婚した後も子どもたちの世話を引き受けているという点で、子どものことを第一に考えている人が多いということです。そのような相手と上手く付き合っていくには当人同士の関係よりも子どもとの関係がより大切になります。

表面的には相手の子どもとも良い関係を築くことができているように思えても、子どもの本心は分かりづらく、父親だけに打ち明けたり、家の中だけで見せる態度もあるでしょう。そのため、交際が順調に思えていても突然別れるようなことも生じ得ます。

しかし、逆に言えばシングルファーザーは家族思いで、愛情深いということです。そのため、付き合ってみてとても良い感じに物事が進めば、結婚してからの相性はかなり良いかもしれません。また今度こそ幸せな結婚にしたいという思いが強いため、結婚後もあなたと子どもを大切にしてくれるでしょう。

ただし、なぜシンパパの彼が離婚に至ったのか原因の追求は必要です。もしDVやモラハラだったり、男性の浮気だった場合は同じことを繰り返す恐れがあります。離婚理由を聞いたことで関係がギクシャクするようならそれまでの人。ご自身と子どものために納得いくまで説明を求めましょう。

 

年下男性に好まれるシングルマザーになるには

一般的にシングルマザーは年下の男性からの人気があります。その理由は年下の男性が感じる魅力がシングルマザーには多いからです。例えば、年下の男性は包容力のある女性に惹かれる傾向がありますが、シングルマザーには包容力だけでなく母性もあるため、ただ包容力のある女性よりも有利に働きます。

シングルマザーの包容力は男性との恋愛や結婚の経験に基づいて培われたものも多いため、男心をよく理解しておおらかに接することができるのも大きな魅力の一つです。

さらに子育てをしながら生計を立てなければならないシングルマザーは相手を束縛したりわがままを通したりすることも少ないようです。もちろん、子育てをすることの大変さは理解してもらい、協力してもらうことは重要なことです。

また年下の男性はリードしてくれる女性を好む傾向にあります。そのため、決断力や判断力にすぐれた大人な女性は人気が集まります。シングルマザーはこの点でも高い経験値を持ち、実際に子どもと家庭を支えているため、年下の男性の心に刺さることが多いのです。

このようにシングルマザーは年下の男性に好まれる魅力やポテンシャルを持っている部分がたくさんあるので、そのような自分の包容力や経験値に磨きをかけることで年下男性からの需要が増えていきます。婚歴ナシ、子どもナシの女性より勝っている自分だけの強みを武器に婚活をしていきましょう。

 

シンママは婚活ではなく恋活という選択肢も

再婚への不安が拭い切れない、子どもが自立するまでは結婚したいと思わない、そんなシングルマザーの方は、今は結婚という枠にとらわれず恋活目的でエントリーするのもひとつの方法です。

デートを楽しむ、恋愛を楽しむ、人生に潤いは必要です。タイムリミットを設けず自分のペースで進めていけるのは、婚活女子にはできない大人の余裕というもの。

ただし婚活色が強めのところに結婚願望のない人が入り込むのは殿方の迷惑になりますので、恋活系のアプリに登録するようにしましょう。

おすすめ恋活アプリ

 

シングルマザー婚活まとめ

シングルマザーの婚活は確かに難しい点が少なくありませんが、シングルマザーゆえの利点もあります。自分自身の包容力を高めることなど、特に年下の男性から好かれる魅力を磨くのは良い方法です。

婚活サービスを上手に活用しながら忙しい中でも効率的に出会いを作ることも大切です。ある程度の長期戦も覚悟しつつ、あきらめずに頑張り続けることができる人から一生を共に歩む人に出会い、幸せをつかんでいきます。