結婚したい相手が見つからない
「結婚はしたいけど、結婚したい相手がなかなか見つからない」そう思う方も多いと思います。一生添い遂げる相手だからこそ、相手選びに慎重になってしまうのは当然です。ただ慎重になればなるほど、出会いを遠ざけていることもあるかもしれません。そんなときはまず下記の点に注目して、ご自分の意識を変えてみることをお勧めします。
理想を高く持ち過ぎていませんか?
男性なら相手の容姿が好みか、趣味や価値観が合うか、料理や子育てを楽しめる家庭的な人かどうか、女性なら相手の経済力や経歴、そして家事や育児をサポートしてくれそうかなどが気になるのではないでしょうか。
さすがに全てを持ち合わせている人はなかなかいないし、もしそんな人がいたらすでに誰かと結婚しているでしょう。あまり自分の理想を高く持ちすぎると婚期を逃してしまいます。あなたがそうであるように、完璧な人間はどこにもいません。
慎重になり過ぎていませんか?
結婚に焦っている人にありがちですが、1日も早く結婚したいと焦るあまり、無駄な時間を少しでも過ごしたくないと興味のない異性の誘いを断っていませんか。もちろん相手を見極めることも時には必要ですが、人間対人間として相手を知ろうとすることで世界が広がります。もしかしたらそこから繋がるご縁もあるかもしれません。
また、人は第一印象だけでは、魅力を十分伝えきれません。少なくともお相手が自分に興味を持っているのなら何度か共に時間を過ごしてみて、相手を深く知っていく過程を大切にしましょう。
同性同士で固まっていませんか?
特に女性にありがちですが、楽なあまり同性のグループでばかり行動していませんか?あなたに異性の友達がいなければ、交友関係が広い同性に声をかけてもらって、時には異性との時間を過ごしましょう。
結婚生活の不安要素
結婚生活自体に不安を抱えている方もいるでしょう。あなたの不安は下記にあてはまりますか?
経済的な事情
男性に特に多いのが、この不安要素ではないでしょうか。結婚式やハネムーン、新居など結婚には思っている以上のお金がかかります。まだ結婚資金が作れるほどの貯金がないという方も多いでしょう。
仕事が充実している
特に女性は、出産で仕事を中断したり、ブランクが空いたりするのが怖いといった事情もあるかもしれません。仕事を続けたいのであれば、保育園事情はどうなのかなども気になるところです。
相手の家族との関係性
相手のご両親と同居しなければならない、たとえそうでなくてもうまくやっていけるかどうかわからないといった不安もあるのではないでしょうか。
家事や育児に向いていない
実家暮らしで親に家事を任せていたり、今まで1人分でよかった家事が、結婚をすることで何倍にも膨れ上がります。もともと料理や掃除が苦手な方には、ハードルが高い部分でしょう。
お互いの愛情がいつまで続くかわからない
付き合っても短期間で別れを繰り返していた人にとっては、お相手と結婚当初と同じ愛情を長期間保てるか、一生愛してもらえるかという不安もあるでしょう。
不安を解消するためには
結婚はゴールではなく、新たな人生のスタート地点です。今まで歩んできた人生とは、全く違った景色が広がっていきます。もし上記のような不安を抱えていたら、1人で悩むことなく、パートナーと一緒にどんな人生目標や計画を掲げて歩んでいくのか相談しながら前進していきましょう。
まだパートナーがいない場合は、結婚生活がうまくいっている人たちの話を聞かせてもらうのも良いでしょう。長い結婚生活、山あり谷ありです。今は幸せそうに見えても、ここまでくるのに色々な不安や衝突があったかもしれません。そんな人生の先輩たちの話を聞くことで、リアルな結婚生活をイメージしやすくなります。
子供のいる家庭を訪れると、子供をもつ生活を垣間見ることができます。「子供はもともと好きではないから、私には子育ては無理」と感じるかもしれません。いずれにしても子供を持つか持たないかは、パートナーと十分に相談しあって選択するのが良いと思います。
「結婚」にマニュアルはありません。もし金銭的な余裕がなければ、結婚式は入籍後しばらく経ってからしてもいいのです。実際に結婚してみないと見えてこない部分も多々あります。モンゴメリの「青い城」という小説に「恐れは、原罪である」という言葉がありますが、不安ばかり感じていたらなかなか一歩を踏み出せません。
あまり周りの目を気にしすぎると、自分にとって正しい相手を選ぶ感覚も鈍ってしまいます。親が良いと思う相手ではなく、自分が居心地良い相手を選びましょう。結婚は、必ずしも一生に一度である必要もありません。あまり難しく考えず、トライ&エラーを繰り返し試行錯誤していき、自分たちだけのオリジナルな結婚生活を楽しみながら作り出してみてくださいね。