男女別1回目のデートの誘い方
婚活を成功させる鍵は、1回目のデートにかかっていると言っても良いでしょう。2回目のデートへこぎ着けることができれば3回目以降も期待できますが、1回目で「2回目はない」と思われたらそこまでです。しかし、デートへ誘って承諾してもらわなければ、スタート地点に立つこともできません。
1回目のデートとなると、まだいくらかの警戒心がある頃なので、どのように誘うのかは十分に気をつける必要があります。
男性から女性へデートに誘う時には、食事に誘う方法や、相手が好きなものに誘う方法が良いでしょう。最初から長時間のデートにしようとせず、少し会って話すくらいの気持ちで誘った方が、警戒されにくくなります。
女性の場合も基本的には男性と同じ方法ですが、相談したいことがあるから会いたいという誘い方もありです。もちろん、内容をぼかさず、どんな相談をしたいのかは明確に伝えましょう。相談することで頼られることに男性は弱いのですが、内容が不明瞭だと怪しいと思われてしまいます。
男女ともに言えることは、会話の流れでさりげなくデートに誘うことです。
婚活デートに相応しい服装は
1回目のデートでは、印象を良くしたいと考えすぎて、頑張りすぎる人は多いです。しかし、実際にはそこまで頑張りすぎると引かれてしまいます。そこで、婚活デートの1回目に相応しい服装について考えてみましょう。
絶対に忘れてはいけないポイントは「清潔感」です。これはどんな服装の時でも言えることなので、絶対に意識してください。服装だけではなく、靴などの足下にも要注意です。
どんな場所へデートに行くのか、TPOについても意識することを忘れないでください。意外とこのことを忘れてしまい、自分にとってのベストだけを追求してしまう人は多いのです。シンプルにまとまっていて清潔感があるなら、それだけでも十分です。1回目のデートから意識しすぎると、相手の心は遠のいていきます。
1回目の婚活デートにぴったりな場所
何か目的を持ってデートへ誘ったなら目的地については問題ありませんが、そうでない場合はどうしたらいいでしょうか。また、目的地はあってもそこでおしまいにせず、他にもデートに相応しいところを回りたいと考えている場合に、どのような場所がいいでしょうか。
1回目のデートは気軽に会うことが目的なので、ホテルのラウンジやカフェなどがおすすめです。雰囲気重視で考えるなら、まずはこのあたりから考えてみてください。
逆に避けるべき要素としては、人混みのするところや密室です。特に後者は警戒されてしまうので、1回目のデートで選ぶ場所としてはNGになります。自宅デートなどはもってのほかです。
お店によっては予約が必要なところもあるので、事前チェックはしっかりしておくと良いでしょう。
1回目のデートで好感を持たれる会話と引かれる会話
1回目のデートともなると、どうしても緊張してしまいます。「下手なことを言って失敗したらどうしよう」と意識しすぎてしまい、無口になってしまう人がいるので気をつけてください。
逆に、会話を盛り上げようとして騒がしくても、相手からは引かれる可能性があります。実際のところ、会話の内容を考えすぎるよりも、何気ない会話が続いたほうが好感度は上がるものです。これまでにやりとりしたメッセージの延長線上で、普段はどのように過ごしているのかといった会話で良いのです。
ストレートに聞いておいたほうが良い内容としては、結婚についてのビジョンです。婚活でのデートなのですから、この話題は避けて通れません。また、早い段階で結婚に対するビジョンの違いに気づける可能性もあるので、ストレートに聞いてみるのも良いでしょう。
敬語からタメ口に変えるタイミング
敬語で話をするのは楽ですが、それだけだと距離感を覚えることもあり、いつまでも敬語のままでは先へ進めないということもあります。そこで気になるのが、どんなタイミングでタメ口に切り替えるべきなのかです。
タメ口は一気に距離感を縮めるチャンスにもなりますが、逆になれなれしいと嫌がられる可能性もあるので、タイミングを迷ってしまいます。これはストレートに自分から切り出すのが良いです。
例えば、話が盛り上がっている時についタメ口になってしまったという体で、もっと仲良くしたいからタメ口にしても良いかと提案してみる方法があります。前触れもなくタメ口にするよりは、こういうきっかけを作ったほうが受け入れられやすいでしょう。
タメ口提案が拒否されることはほとんどありませんが、その際に相手がどう思うのかは別問題なので、なるべく気持ちよく切り替えられるように意識してみてください。
1回目デートで最適な時間
婚活デートの1回目は、顔合わせをする程度で考えてください。自分としては長く続けたいと思っていても、相手がそう思っているのかは別問題です。どんな時間帯に誘うのかなども含め、相手との距離感をしっかり意識しましょう。
1回目のデートをする時は、昼の時間帯が良いです。いきなり夜のデートに誘うと、警戒される可能性が高くなります。何かのイベントなどへ行くということで夕方以降の時間帯になるなら問題はありませんが、相手がどう思っているのかを考えて決めましょう。
1回目のデートの長さは、2時間くらいがおすすめです。まだ相手との距離感をどうするべきか考えている頃なので、長時間のデートにするとだれてしまいます。話が盛り上がっているならそれでも良いのですが、まずは2時間程度を目安に、続きは次回へという形で2回目以降のデートの約束をするほうがスマートです。
1回目デートの奢る、割り勘問題。婚活の常識は?
デートをする時に迷ってしまうのが、奢るのかどうかです。これは男性目線で考えるなら、1回目のデートであっても、奢ることを前提に考えてください。
ただ、男性が奢るのは常識という考え方がある一方、いきなり奢られることに抵抗がある女性もいます。無理に奢ろうとせず、まずは自分が奢る旨を伝えて、どのような反応が返ってくるのかをチェックしてみてください。
ここで奢られるのが当然というような態度を取られたら、要注意です。そういう態度の女性と2回目以降のデートもしたいのかを考えてみてください。仮に心の中でそう思っていても、表に出さない人のほうが印象は良いでしょう。
単純に奢るのかどうかだけではなく、こういう細かいところもチェックすることで、デート相手とどのように接すれば良いのかが見えてきます。
また、奢られることに拒否感がある相手のことを考えて、最初から予算を高めにしない方が良いです。ほどほどの予算にしておけば、奢るにしても、割り勘にするとしても、波風が立ちません。1回目のデートから張り切りすぎないことが重要です。
スキンシップに注意!1回目で手をつなぐのは基本NG
デートの時にどのように距離感を詰めていけば良いのかは迷いどころですが、婚活デートでは1回目からグイグイ迫ると失敗します。スキンシップには気をつけてください。
ここで失敗してしまうと、相手からの信頼を失ってしまいます。1回目のデートは顔合わせくらいの気持ちで考えて、適切な距離感を保つようにしてください。
「この人は凄く良いから逃がしたくない」という気持ちになるかもしれませんが、その気持ちが強すぎると、逆に失敗してしまいます。何もきっかけがないのにいきなり手を繋ぐと、振り払われて空気が悪くなるので要注意です。
同時に、自分の思いを告白することも、1回目のデートでは避けたほうが良いです。ある程度、匂わせるくらいならともかく、ストレートに言ってしまうと、困惑される可能性が高くなります。いきなり勝負を決めようとするのではなく、次へ繋げて、次回以降で距離を詰めるように考えましょう。
解散後は必ずお礼メールを
デートが終わった後は、お礼メールを送るようにしましょう。駆け引きとしてあえて送らず、相手から先に送ってもらうという方法もありますが、逆に印象を下げてしまうこともあるので注意してください。2回目や3回目以降ならともかく、初回は早めに送るようにしたほうがいいでしょう。
お礼のメールを送る時には、その内容についても注意が必要です。どういうところが楽しかったのか、実際に会ってみて相手のことをどう感じたのか、そして、また会いたいという気持ちを伝えるようにしましょう。
メールを送る時には内容だけでなく、長さも重要です。伝えたいことが多すぎてメールが長くなりすぎると、受け取る側からは重く感じられてしまいます。そうすると、相手の心は自分から離れていくことにもなりかねないので、要点を押さえてコンパクトな内容を意識してください。
デートの最中にどんなことがあったのかを合間にメモしておくと、メールを作りやすくなります。ただ、露骨にスマホをいじり続けていると「自分に興味がないのでは」と思われかねないので、その点には注意してください。何をしたのか、そしてどう感じたのかくらいにしておくと良いでしょう。
まとめ
婚活のデート1回目は、ガツガツしすぎないことが重要です。そのことはわかっていても、具体的にどう接すれば良いのかがわからない方は、ここまでの内容を読み返して頭の片隅に留めておいてください。
自分では分かっているつもりでも、意外とNG行動を取ってしまう人がいます。それだけ相手が魅力的だったと言えば聞こえは良いのですが、実際に距離を詰められる相手からすれば結果が全てです。
デートは1回目から攻めすぎるのではなく、まずは軽く会って次へ繋ぐためのものと考えれば、自然とどのような行動をすれば良いのかが見えてきます。
よく知っている人と初めてデートへ行くのと、これまでオンライン上でしかやりとりをしていなかった人と初めて会うのとでは勝手が違います。これまでの交換メッセージを振り返りながら、お互いに楽しめるようなプランを組み立てていきましょう。